本研修の位置づけ
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前提
データマネジメント入門を受講していること。
日数
1日。
時間
9時〜18時。
※途中昼休み1時間。
研修形式
座学20%。
グループ演習80%。
研修概要
本研修では、データマネジメントの5つの要素
- データマネジメントの目的
- データアーキテクチャ
- データ管理基盤
- データマネジメント組織
- データマネジメントプロセス
のうち、
データマネジメントの目的を設定し、
それを実現するための
- データマネジメント組織
- データマネジメントプロセス
を設計するために必要な次の知識について学習します。
- データ戦略
- データマネジメント組織
- データマネジメントプロセス
対象者
データスチュワード、あるいは、データスチュワードを目指す方。
なお、データスチュワードとは、データの生成から強化までのライフサイクルを通して、データの品質、セキュリティ、経済性という観点からデータの資産価値を維持、向上させる役割のことです。
データスチュワードは、経営者と協力してデータ戦略を策定します。
学習目標
本研修の学習目標は、
データマネジメントの目的を設定し、
それを実現するための
- データマネジメント組織
- データマネジメントプロセス
を設計するために必要な次の知識を習得することです。
- データ戦略
- データマネジメント組織
- データマネジメントプロセス
研修内容
- 1章 データ戦略
ここでは、戦略マップからデータ戦略(データマネジメントの目的)を導く考え方について、グループ演習を通して学習します。
グループ演習の課題は以下です。- ビジネスプロセスの定義
- 活動領域別ビジネスプロセスの整理
会社のビジネスプロセスを活動領域別に整理する。 - バリューチェーンの設計
会社のビジネスプロセスをバリューチェーンの価値を創る活動、価値を伝える活動、価値を届ける活動に割り当てる。
- 活動領域別ビジネスプロセスの整理
- 戦略マップの設計
- 顧客価値および製品価値の定義
顧客の価値観(顧客価値)と、それに対する価値提案(製品価値)を定義する。 - 内部プロセスの視点の戦略目標の定義
価値を創る活動、価値を伝える活動、価値を届ける活動のビジネスプロセスにおける、効果的かつ効率的に製品価値を創り、伝え、届けるための課題を、価値を創る活動の戦略目標、価値を伝える活動の戦略目標、価値を届ける活動の戦略目標として定義する。
- 顧客価値および製品価値の定義
- ビジネス要件の定義
戦略マップからビジネス要件を定義する。 - データマネジメントの目的の設定
ビジネス要件からをデータマネジメントの目的(データ戦略)を設定する。
グループ演習の結果を次の観点で発表していただきます。
- 会社のビジネスプロセス構成
- 会社のバリューチェーンの構成
- 会社の顧客の価値観は何か
- 会社の製品は何で、顧客にどのような価値を提供するか
- 効果的かつ効率的に製品価値を創り、伝え、届けるための戦略目標は何か
- 会社のビジネス要件は何か
- データマネジメントの目的は何か
- 本グループ演習で学んだことは何か
- ビジネスプロセスの定義
- 2章 データマネジメント組織
ここでは、データ戦略を実現するための組織をどう設計するかについて学習します。 - 3章 データマネジメントプロセス
ここでは、データ戦略を実現するためのプロセスをどう設計するかについて学習します。