ここでは、AIエージェント(ここではClaud Codeを使います)がオペレーションの自律化を遂行するDEMOを行います。

オペレーションの自律化(Operations Autonomization)とは、AIエージェントが連携し、オペレーションを継続監視し、制約を特定・分析・制御することで、QCDを継続改善する仕組みのことです。
※オペレーション
購買、生産、販売などバリューチェーンの中の「価値を届ける活動」のこと。

自律化(Autonomization)とは、自動化(Automation)ではなく、自ら統制し適応することです。
つまり、生物のホメオスタシス(恒常性)と同じように、サイバネティックなシステム(Cybernetics:フィードバックによってシステムを制御する仕組)のことを指します。

オペレーションの自律化の詳細については、記事「AIエージェントによるオペレーションの自律化」を参照してください。


AIエージェントドリブン経営プラットホーム、myCompanyを導入すると、どのような企業でも、比較的簡単に、ここでお見せする「AIエージェントによるオペレーションの自律化」を実現することができます。
詳細は、AIエージェント経営プラットホーム導入サービスをご覧ください。

  1. 製造業のオペレーションの制約の制御のDEMO動画
  2. 小売業のオペレーションの制約の制御のDEMO動画
  3. 製造業の会社の概要
  4. 製造業のオペレーションの制約を制御する流れ
  5. 製造業のオペレーションの制約の制御の詳細説明
  6. 小売業の会社の概要
  7. 小売業のオペレーションの制約を制御する流れ
  8. 小売業のオペレーションの制約の制御の詳細説明
  9. オペレーション自律化の実現方法

製造業のオペレーションの制約の制御のDEMO動画

向かって右側がAIエージェント(Claude Code)、左側がAIエージェントドリブン経営プラットホーム(myCompany-member)です。

製造業の会社の概要
左川工業の物語
製造業のオペレーションの制約を制御する流れ
製造業のオペレーションの制約の制御の詳細説明

小売業のオペレーションの制約の制御のDEMO動画

向かって右側がAIエージェント(Claude Code)、左側がAIエージェントドリブン経営プラットホーム(myCompany-member)です。

小売業の会社の概要
左川商事の物語
小売業のオペレーションの制約を制御する流れ
小売業のオペレーションの制約の制御の詳細説明

製造業の会社の概要

  • 企業名
    左川工業株式会社
  • 業種
    産業機械製造業(空気圧縮機)
  • 事業名
    空気圧縮機製造販売事業2030
  • 経営理念
    信頼される圧縮技術を通じて、産業の安全・効率・持続的成長に貢献する。
  • 事業パーパス
    社会と産業の“止まらない現場”を支える。
  • 戦略マップ


  • ビジョン
    2030年までに、省エネルギー型圧縮技術で持続可能な産業社会を支える企業になる。
  • BSC


  • 左川工業の物語

製造業のオペレーションの制約を制御する流れ

このDEMOの例は、製造業のオペレーションの制約を制御する次のような流れを表しています。

オペレーションの制約制御の流れ(製造業の例)


  1. リトマス指標の観測
    経営管理エージェントがリトマス指標である顧客視点のKP(成果指標)を定期的に監視し、異常があれば、それを検知します。
    本DEMOのケース
    経営管理エージェントは、MCP経由で、ナレッジベース、myCompany-managerからBSCの目標値と実績値を取得しています。



    そして、経営管理エージェントは、リトマス指標である顧客の視点のKPI、顧客満足度と納期順守率に異常があると判断しています。


  2. BSCの因果分析
    経営管理エージェントは、リトマス指標の異常検知を受けてBSCのKPI間の因果関係を分析します。
    本DEMOのケース
    経営管理エージェントがBSCの因果関係を分析した結果、品質検査設備が10時間停止した結果、製造ラインが滞留し仕掛かりが積み上がり、それが製造リードタイムを悪化させ、結果的に、納期順守率を下げ、顧客満足度の低下を招いたと推論しています。



    そして制約を統制すべきビジネスプロセスとして、品質検査タスクを含む「製品の製造」プロセスを特定しています。



    さらに、前回のワークフローで実施したセンサーキャリブレーションの効果が設備全体の停止時間の改善に波及していないことを指摘し、今回のワークフローで制約解消に向けたより実効性の高い対策が求められると言及しています。
    このように、AIエージェントは過去の実践ナレッジをフィードバックし、それを活かした推論をすることができます。


  3. 制約制御の指示
    経営管理エージェントは、該当するビジネスプロセス名をビジネスプロセス管理エージェント渡し制約制御を指示します。
    本DEMOのケース
    経営管理エージェントがビジネスプロセス管理エージェントに、品質検査設備の停止時間が悪化していることを挙げ、
    前回のセンサーキャリブレーションでは不十分であるとし、より抜本的な設備対策を期待していると記述しています。


  4. 制約の特定
    ビジネスプロセス管理エージェントは、BAMの制約スコアからビジネスプロセスを構成するどの活動(加工、組立、品質検査など)に問題があるか特定し、該当するSoRエージェントに制約の制御を依頼します。
    本DEMOのケース
    ビジネスプロセス管理エージェントは、MCPを介して、BAM(Business Activity Monitoring)システムのAPIから制約スコアを取得しています。



    そして制約スコアの値を分析して、品質検査工程を制約候補工程としています。



    さらに、品質検査を担う部門として品質管理部を制約制御担当部門とするとともに、前サイクルの「改善」策(センサーキャリブレーション)では不十分のため、今サイクルは「克服」策(設備交換・二重化)への踏み込みが必要だと判断しています。


  5. 制約の制御
    SoRエージェントは、SoRエージェントが管理するKPI(不良率、MTBF、倉庫稼働率など)からどこに原因(制約)があるか推定し、制約の制御方針(改善、適合、克服)を決め、人と協働して、制約を制御(改善→適合→克服)します。
    本DEMOのケース
    品質管理エージェントは、MCP経由で、品質管理システムのAPIからKPIの実績データを取得しています。



    そして、再検査率およびセンサー異常率に問題があることを確認し、センサー異常率の高止まりが品質検査設備の誤検知・再検査を引き起こし、再検査率の悪化に直結していると推論しています。



    そして、制約を克服することを方針とし、
    設備交換・センサー更新の緊急発注手配
    検査工程の二重化
    外部委託の検討
    夜勤熟練者確保
    などの施策を品質管理責任者に依頼しています。



    次に、生産管理エージェントの制約制御の結果を見てみましょう。



    生産管理エージェントは、品質検査設備停止時間が最大の制約であること、BSCの因果関係を確認した上で、
    外部検査機関への一時的委託
    DBR(ドラム・バッファ・ロープ)方式の継続的強化
    品質管理部への克服策エスカレーション
    経営管理部への緊急エスカレーション
    という施策を提示しています。



    さらに、実践ナレッジとして
    品質検査設備停止時間の根本解消なしには製造リードタイムの改善は見込めない構造であることが3サイクル連続のデータで実証された、
    と記録しています。



    なお、AIエージェント経営プラットホームでは、人やAIエージェントが行った作業を評価することができます。



    最後に、製造管理エージェントの制約制御の結果を見てみましょう。
    製造管理エージェントは引き続き制約を克服する方針を立てて、
    品質検査設備の設備交換実施判断
    設備二重化計画の策定
    代替検査フローの即時稼働
    TOC制約管理の継続監視体制の設定
    をメンバーに依頼しています。


  6. 制約制御結果の確認
    SoRエージェントは、SoRエージェントが管理するKPI(不良率、MTBF、倉庫稼働率など)を確認し、制約が解消されていた場合、アクション7「制約制御結果の報告」を行い、制約が解消されていない場合、アクション5「制約の制御」を再度実行します。
    本DEMOのケース
    品質管理エージェントは、MCPを介して、品質管理システムのAPIから制約制御後のKPIスコアを取得しています。



    そして、KPIスコアの結果から制約が解消されたと判断しています。



    しかし、製造管理エージェントと生産管理エージェントは、制約未解消として、再度、制約制御ワークを生成したと報告しています。


  7. 制約制御結果の報告
    SoRエージェントは、ビジネスプロセス管理エージェントにそれを報告します。
    本DEMOのケース
    品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントは、並行して、ビジネスプロセス管理エージェントに、制約制御結果を報告しています。


  8. 制約制御結果の報告
    ビジネスプロセス管理エージェントは、SoRエージェントからの制約制御の報告を受けて、経営管理エージェントに制約の制御結果を報告します。
    本DEMOのケース
    ビジネスプロセス管理エージェントが、品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントの制約制御結果の報告を集約して、経営管理エージェントに報告しています。


製造業のオペレーションの制約の制御の詳細説明

  1. 製造業のオペレーションの自律化を実演した動画の解説をします。
    これは、動画のスナップショットですが、向かって右側がClaude CodeのCLI、左側がAIエージェント経営プラットホーム、myCompany-memberです。


  2. ここでは、DEMOのためプロンプトから指示していますが、Claude Code Routinesのスケジュール機能を使うと定期的に自動実行することができます。


  3. これは、左川工業のClaude Code Routinesのスケジュール機能を設定した例です。
    この例の場合、毎日6時5分に指示した内容を実行するように設定しています。
    Claude Code Routinesのスケジュール機能はcronの標準表記に対応しているので、毎日、毎週、毎月、毎年など定期的な実行も、具体的な日時を指定した実行も指示することができます。


  4. ここで、会社独自の経営理念や事業戦略をAI エージェントが理解して推論に織り込むことになります。


  5. また、AI エージェントは、過去のワークフローの実践ナレッジを確認して、今回の推論に活かします。


  6. 製造業のオペレーションの制約制御ワークフローは、経営管理エージェント、ビジネスプロセス管理エージェント、品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントのコラボレーションで実行されます。


  7. AIエージェント経営プラットホーム、myCompany-memberを見ると、ワークフローを構成する14個のワークが生成されています。
    このように、Claude CodeとAIエージェント経営プラットホームがMCPを介して連動することがわかります。


  8. 経営管理エージェントが一番目のワーク、リトマス指標の観測を開始しました。


  9. リトマス指標の観測が終わったようなので内容を見てみましょう。


  10. 経営管理エージェントは、MCP経由で、ナレッジベース、myCompany-managerからBSCの目標値と実績値を取得しています。


  11. そして、リトマス指標である顧客の視点のKPI、顧客満足度と納期順守率に異常があると判断しています。


  12. 次に、経営管理エージェントは、二番目のワーク、BSCの因果分析を実行しています。


  13. 経営管理エージェントがBSC因果分析の結果を書き込んだようなので内容を見てみましょう。


  14. 経営管理エージェントは、BSCの因果関係を分析した結果、品質検査設備が10時間停止した結果、製造ラインが滞留し仕掛かりが積み上がり、それが製造リードタイムを悪化させ、結果的に、納期順守率を下げ、顧客満足度の低下を招いたと推論しています。


  15. そして制約を統制すべきビジネスプロセスとして、品質検査タスクを含む「製品の製造」プロセスを特定しています。


  16. さらに、前回のワークフローで実施したセンサーキャリブレーションの効果が設備全体の停止時間の改善に波及していないことを指摘し、今回のワークフローで制約解消に向けたより実効性の高い対策が求められると言及しています。
    このように、AIエージェントは過去の実践ナレッジをフィードバックし、それを活かした推論をすることができます。


  17. 次に経営管理エージェントが三番目のワーク、制約制御の指示を完了しているので内容を見てみましょう。


  18. 経営管理エージェントは、ビジネスプロセス管理エージェントに、品質検査設備の停止時間が悪化していることを挙げ、
    前回のセンサーキャリブレーションでは不十分であるとし、より抜本的な設備対策を期待していると記述しています。


  19. 次に、経営管理エージェントは、ビジネスプロセス管理エージェントに、制約の特定ワークを委譲しています。


  20. ビジネスプロセス管理エージェントの制約の特定が終わったようなので内容を見てみましょう。


  21. ビジネスプロセス管理エージェントは、MCPを介して、BAM(Business Activity Monitoring)システムのAPIから制約スコアを取得しています。


  22. そして制約スコアの値を分析して、品質検査工程を制約候補工程としています。


  23. さらに、品質検査を担う部門として品質管理部を制約制御担当部門とするとともに、前サイクルの「改善」策(センサーキャリブレーション)では不十分のため、今サイクルは「克服」策(設備交換・二重化)への踏み込みが必要だと判断しています。


  24. 次に、ビジネスプロセス管理エージェントは、品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントに制約の制御を委譲しています。


  25. 品質管理エージェントの制約制御ワークが終わったようなので内容を確認してみましょう。


  26. 品質管理エージェントは、MCP経由で、品質管理システムのAPIからKPIの実績データを取得しています。


  27. そして、再検査率およびセンサー異常率に問題があることを確認し、センサー異常率の高止まりが品質検査設備の誤検知・再検査を引き起こし、再検査率の悪化に直結していると推論しています。


  28. そして、制約を克服することを方針とし、
    設備交換・センサー更新の緊急発注手配
    検査工程の二重化
    外部委託の検討
    夜勤熟練者確保
    などの施策を品質管理責任者に依頼しています。


  29. 次に、生産管理エージェントの制約制御の結果を見てみましょう。


  30. 生産管理エージェントは、品質検査設備停止時間が最大の制約であること、BSCの因果関係を確認した上で、
    外部検査機関への一時的委託
    DBR(ドラム・バッファ・ロープ)方式の継続的強化
    品質管理部への克服策エスカレーション
    経営管理部への緊急エスカレーション
    という施策を提示しています。


  31. さらに、実践ナレッジとして
    品質検査設備停止時間の根本解消なしには製造リードタイムの改善は見込めない構造であることが3サイクル連続のデータで実証された、
    と記録しています。


  32. なお、AIエージェント経営プラットホームでは、人やAIエージェントが行った作業を評価することができます。


  33. 最後に、製造管理エージェントの制約制御の結果を見てみましょう。
    製造管理エージェントは引き続き制約を克服する方針を立てて、
    品質検査設備の設備交換実施判断
    設備二重化計画の策定
    代替検査フローの即時稼働
    TOC制約管理の継続監視体制の設定
    をメンバーに依頼しています。


  34. 次に、品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントは、並行して、制約制御結果を確認しています。


  35. 品質管理エージェントが制約制御結果を確認したので内容を見てみましょう。


  36. 品質管理エージェントは、MCPを介して、品質管理システムのAPIから制約制御後のKPIスコアを取得しています。


  37. そして、KPIスコアの結果から制約が解消されたと判断しています。


  38. しかし、製造管理エージェントと生産管理エージェントは、制約未解消として、再度、制約制御ワークを生成したと報告しています。


  39. 続いて、品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントは、並行して、ビジネスプロセス管理エージェントに、制約制御結果を報告しています。


  40. 最後に、ビジネスプロセス管理エージェントが、品質管理エージェント、生産管理エージェント、製造管理エージェントの制約制御結果の報告を集約して、経営管理エージェントに報告しています。


  41. 以上で、オペレーションの制約制御ワークフローの当初のワークが全て完了したので、経営管理エージェントは、残余ワークがないか確認します。
    すると、先ほど見たように新たに2つ制約制御ワークが生成されたので、ワークフローは、その2つワークの実行を開始します。
    このように、オペレーションの制約制御ワークフローは、制約が解消されるまで続きます。


小売業の会社の概要

  • 企業名
    左川商事株式会社
  • 業種
    都市型小売業(スマート流通)
  • 事業名
    都市型スマート流通事業2030
  • 経営理念
    必要なものを、必要な時に、安心して届け続けることで、人々の豊かな日常を支える。
  • 事業パーパス
    生活インフラを進化させ、人々の時間と安心を創る。
  • 戦略マップ


  • BSC


  • 左川商事の物語

小売業のオペレーションの制約を制御する流れ

このDEMOの例は、小売業のオペレーションの制約を制御する次のような流れを表しています。

オペレーションの制約制御の流れ(小売業の例)


  1. リトマス指標の観測
    経営管理エージェントがリトマス指標である顧客視点のKP(成果指標)を定期的に監視し、異常があれば、それを検知します。
    本DEMOのケース
    これは、経営管理エージェントがリトマス指標の観測結果を、AIエージェント経営プラットホームに書き込んだ内容です。
    リトマス指標のKPIの目標値と実績値の乖離を分析して顧客の視点のKPIに異常があることを報告しています。


  2. BSCの因果分析
    経営管理エージェントは、リトマス指標の異常検知を受けてBSCのKPI間の因果関係を分析します。
    本DEMOのケース
    BSCの財務、顧客、内部プロセス、学習と成長の視点のKPIの目標値と実績値を分析して、倉庫出荷遅延率の悪化が主な制約の候補としています。



    次に、倉庫出荷遅延の低下が、在庫補充リードタイムの悪化を招き、それによって店舗欠陥率が増加し、結果的に顧客満足度、月間購買頻度の低下、LTV、売上の低下につながったと因果分析しています。



    そして、制約の主因である倉庫出荷遅延率に関係する「商品の出荷」プロセスと在庫補充リードタイムに関係する「商品の供給」プロセスを制約制御の対象ビジネスプロセスとし指定しています。


  3. 制約制御の指示
    経営管理エージェントは、該当するビジネスプロセス名をビジネスプロセス管理エージェント渡し制約制御を指示します。
    本DEMOのケース
    ビジネスプロセス管理エージェントに、BSC因果分析の結果として、「商品の出荷」プロセスと「商品の供給」プロセスの制約を制御するように指示していることがわかります。


  4. 制約の特定
    ビジネスプロセス管理エージェントは、BAMの制約スコアからビジネスプロセスを構成するどの活動(加工、組立、品質検査など)に問題があるか特定し、該当するSoRエージェントに制約の制御を依頼します。
    本DEMOのケース
    ビジネスプロセス管理エージェントは、BAM(Business Activity Monitoring)が算定した制約スコアを分析して制約を特定します。
    これを見ると、ビジネスプロセス管理エージェントは、制約スコアの取得タスクに設定されたAPIの仕様を確認して、MCP経由で、BAMから制約スコアのデータを取得していることがわかります。



    そして、ピッキングが制約対象と工程であると特定し、



    ピッキングを行う部門として物流部を特定しています。
    また、制約対象である「商品の供給」プロセスを行う店舗運営部も特定しています。



    なお、AIエージェント経営プラットホームでは、メンバーやAIエージェントが行った作業の内容を評価することができます。


  5. 制約の制御
    SoRエージェントは、SoRエージェントが管理するKPI(不良率、MTBF、倉庫稼働率など)からどこに原因(制約)があるか推定し、制約の制御方針(改善、適合、克服)を決め、人と協働して、制約を制御(改善→適合→克服)します。
    本DEMOのケース
    物流エージェントは、物流管理システムのAPIからKPIの実績データを取得して、



    ハンディ端末エラー率が閾値をオーバーしいることから制約を克服するという方針を設け、



    アクセスポイントの増設
    ファームウェアの更新
    端末全ての刷新
    を人間に指示しています。
    さらに、前回からBAMの制約スコアが改善されないことに対する注意を喚起しています。
    このように、AIエージェントは、過去のワークフローの結果も踏まえて推論するようになっています。



    次に店舗運営部の店舗運営エージェントが実行した制約制御ワークの結果を見てみましょう。



    店舗運営エージェントは、在庫補充リードタイムの悪化の原因仮説を推論し、



    制約克服する主なアクションとして
    緊急補充チャネルの確立
    物流センターとの緊急連携会議の設定依頼
    を人間に指示しています。


  6. 制約制御結果の確認
    SoRエージェントは、SoRエージェントが管理するKPI(不良率、MTBF、倉庫稼働率など)を確認し、制約が解消されていた場合、アクション7「制約制御結果の報告」を行い、制約が解消されていない場合、アクション5「制約の制御」を再度実行します。
    本DEMOのケース
    店舗運営エージェントは、在庫管理システムのAPIから制約制御後のKPIスコアを取得しています。



    そして、値が改善していることを確認し、制約が解消されたと判断しています。



    次に、物流エージェントの制約制御結果確認の内容を見ると、制約制御後のKPIスコアを取得し、ハンディ端末エラー率が改善されたことを受けて、制約が解消されたと判断しています。


  7. 制約制御結果の報告
    制約が制御された場合、SoRエージェントは、ビジネスプロセス管理エージェントにそれを報告します。
    本DEMOのケース
    物流エージェントがビジネスプロセス管理エージェントに対して、主制約がハンディ端末エラー率の悪化であること、



    それを制御するために行なった施策、



    その結果、制約が解消されたことを報告しています。



    さらに、継続しそうなリスクと留意事項を提示した上で、



    今回分かったことを実践ナレッジとして記録しています。


  8. 制約制御結果の報告
    ビジネスプロセス管理エージェントは、SoRエージェントからの制約制御の報告を受けて、経営管理エージェントに制約が制御されたことを報告します。
    本DEMOのケース
    ビジネスプロセス管理エージェントが物流エージェントと店舗運営エージェントの制約制御結果を集約して、経営管理エージェントに制約制御結果を報告しています。


小売業のオペレーションの制約の制御の詳細説明

  1. 小売業のオペレーションの自律化を実演した動画の解説をします。
    これは、動画のスナップショットですが、向かって右側がClaude CodeのCLI、左側がAIエージェント経営プラットホーム、myCompany-memberです。


  2. ここでは、DEMOのためプロンプトから指示していますが、Claude Code Routinesのスケジュール機能を使うと定期的に自動実行することができます。


  3. これは、左川商業のClaude Code Routinesのスケジュール機能を設定した例です。
    この例の場合、毎日7時5分に指示した内容を実行するように設定しています。
    Claude Code Routinesのスケジュール機能はcronの標準表記に対応しているので、毎日、毎週、毎月、毎年など定期的な実行も、具体的な日時を指定した実行も指示することができます。


  4. ここで、会社独自の経営理念や事業戦略をAI エージェントが理解して推論に織り込むことになります。


  5. 小売業のオペレーションの制約制御ワークフローは、経営管理エージェント、ビジネスプロセス管理エージェント、物流エージェント、店舗運営エージェントのコラボレーションで実行されます。


  6. AIエージェント経営プラットホーム、myCompany-memberを見ると、ワークフローを構成する11個のワークで生成され、そのうち一つが実行中になっています。
    このように、Claude CodeとAIエージェント経営プラットホームがMCPを介して連動することがわかります。


  7. ここで、経営管理エージェントが、一番目のワーク、リトマス指標の観測を実行開始しました。


  8. リトマス指標の観測結果を見てみましょう。


  9. これは、経営管理エージェントがリトマス指標の観測結果を、AIエージェント経営プラットホームに書き込んだ内容です。
    リトマス指標のKPIの目標値と実績値の乖離を分析して顧客の視点のKPIに異常があることを報告しています。


  10. 次に、経営管理エージェントが行ったBSCの因果分析の結果を見てみましょう。


  11. BSCの財務、顧客、内部プロセス、学習と成長の視点のKPIの目標値と実績値を分析して、倉庫出荷遅延率の悪化が主な制約の候補としています。


  12. 次に、倉庫出荷遅延の低下が、在庫補充リードタイムの悪化を招き、それによって店舗欠陥率が増加し、結果的に顧客満足度、月間購買頻度の低下、LTV、売上の低下につながったと因果分析しています。


  13. そして、制約の主因である倉庫出荷遅延率に関係する「商品の出荷」プロセスと在庫補充リードタイムに関係する「商品の供給」プロセスを制約制御の対象ビジネスプロセスとし指定しています。


  14. 次に、経営管理エージェントが実施した三番目のワーク、制約制御の指示の内容を見ると、


  15. ビジネスプロセス管理エージェントに、BSC因果分析の結果として、「商品の出荷」プロセスと「商品の供給」プロセスの制約を制御するように指示していることがわかります。


  16. 次に、経営管理エージェントがビジネスプロセス管理エージェントに、次の制約の特定ワークを委譲しています。


  17. ビジネスプロセス管理エージェントが制約を特定したようなので内容を見てみましょう。


  18. ビジネスプロセス管理エージェントは、BAM(Business Activity Monitoring)が算定した制約スコアを分析して制約を特定します。
    これを見ると、ビジネスプロセス管理エージェントは、制約スコアの取得タスクに設定されたAPIの仕様を確認して、MCP経由で、BAMから制約スコアのデータを取得していることがわかります。


  19. そして、ピッキングが制約対象と工程であると特定し、


  20. ピッキングを行う部門として物流部を特定しています。
    また、制約対象である「商品の供給」プロセスを行う店舗運営部も特定しています。


  21. なお、AIエージェント経営プラットホームでは、メンバーやAIエージェントが行った作業の内容を評価することができます。


  22. 次に、制約の特定結果を受けて、物流部と店舗運営部の物流エージェントと店舗運営エージェントに制約の制御を委譲しています。


  23. 物流部の物流エージェントが制約の制御ワークの実行を完了したようなので内容を見てみましょう。


  24. 物流エージェントは、物流管理システムのAPIからKPIの実績データを取得して、


  25. ハンディ端末エラー率が閾値をオーバーしいることから制約を克服するという方針を設け、


  26. アクセスポイントの増設
    ファームウェアの更新
    端末全ての刷新
    を人間に指示しています。
    さらに、前回からBAMの制約スコアが改善されないことに対する注意を喚起しています。
    このように、AIエージェントは、過去のワークフローの結果も踏まえて推論するようになっています。


  27. 次に店舗運営部の店舗運営エージェントが実行した制約制御ワークの結果を見てみましょう。


  28. 店舗運営エージェントは、在庫補充リードタイムの悪化の原因仮説を推論し、


  29. 制約克服する主なアクションとして
    緊急補充チャネルの確立
    物流センターとの緊急連携会議の設定依頼
    を人間に指示しています。


  30. 次に、物流エージェントと店舗運営エージェントは、並行して、制約制御結果を確認しています。


  31. 店舗運営エージェントが制約制御結果を確認したので内容を見てみましょう。


  32. 店舗運営エージェントは、在庫管理システムのAPIから制約制御後のKPIスコアを取得しています。


  33. そして、値が改善していることを確認し、制約が解消されたと判断しています。


  34. 次に、物流エージェントの制約制御結果確認の内容を見ると、制約制御後のKPIスコアを取得し、ハンディ端末エラー率が改善されたことを受けて、制約が解消されたと判断しています。


  35. そして、物流エージェントと店舗運営エージェントは、並行して、ビジネスプロセス管理エージェントに、制約制御結果を報告しています。


  36. 物流エージェントが制約制御結果を報告したので内容を見てみましょう。


  37. 物流エージェントがビジネスプロセス管理エージェントに対して、主制約がハンディ端末エラー率の悪化であること、


  38. それを制御するために行なった施策、


  39. その結果、制約が解消されたことを報告しています。


  40. さらに、継続しそうなリスクと留意事項を提示した上で、


  41. 今回分かったことを実践ナレッジとして記録しています。


  42. そして、最後に、ビジネスプロセス管理エージェントが物流エージェントと店舗運営エージェントの制約制御結果を集約して、経営管理エージェントに制約制御結果を報告しています。


  43. 以上で、オペレーションの制約制御ワークフローのすべてのワークが完了しました。
    経営管理エージェントが総括通知メールを送っています。


  44. そして、最後に、経営管理エージェントは、これまで実施してきた内容を総括してワークフローを終了します。


オペレーション自律化の実現方法

まず、myCompany-manager上にナレッジベースを構築する一環として以下を設計します。
ビジネスモデルの設計
ジョブの定義


ジョブのタスクの定義

アプリケーションタイプの定義
アプリケーションタスク

ビジネスプロセス
ビジネスプロセスのタスク
事業戦略の策定