本ワークショップでは、数回のセッションで、データアーキテクチャを設計します。
ワークショップの内容は次のようになります。

  1. データアーキテクチャについて理解する
  2. マスターデータのデータアーキテクチャを設計する
  3. 参照データを設計する
  4. トランザクションデータのデータアーキテクチャを設計する
  5. ビジネスメタデータを定義する

データアーキテクチャについて理解する

データアーキテクチャは、企業のデータの設計図(見取り図)です。
データアーキテクチャがないと、品質やセキュリティを担保すべく、企業にとって重要なデータは何か、それがどこで誰によって管理されているのかなど、データ資産に対する投資を行うために必要な情報ががわかりません。
データドリブン経営を実現するためには、データの品質やセキュリティが管理されており、企業のデータが信頼できる状態でなければなりません。
データアーキテクチャは、データの品質やセキュリティを維持、向上するためのデータマネジメントだけでなく、アプリケーション開発の土台となります。

マスターデータのデータアーキテクチャを設計する

まず、マスターデータの概念データモデルと概念データフローを設計します。

参照データを設計する

次に、参照データとして、資産の分類基準、および、分類基準値を設計します。

トランザクションデータのデータアーキテクチャを設計する

次に、重要なアプリケーションカテゴリの概念データモデルと概念データフローを設計します。

ビジネスメタデータを定義する

最後に、ビジネスメタデータを定義します。
なお、論理レベルのデータカテゴリは、データの有効性を規定するビジネスメタデータとして定義します。